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【2022年版】ホームページ制作費用の相場・見積内訳の意味を徹底解説

ホームページ2022/10/24
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コソエガワ
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目次

こんにちはホームページ制作のアダプター代表の小副川です。

ホームページの制作をご検討されている方で、最も気になるのは
その金額・費用面ではないでしょうか?

特にWebサイトやWebシステムの見積書は中身が分かりづらく、
見積もりを取っても内訳に記載されている項目の意味が分からない・・・
ということも多いと思います。

今回はウェブサイトの見積書を取る上で、
確認するべきポイントをご紹介していきたいと思います。

見積書の内訳の意味とは?

素人の方で最も理解しにくいのが、内訳の意味だと思います。

建築資材のように物があるわけではなく、
「コーディング」と書かれていても何を意味しているのかが分かりづらいですよね。
そこでまずは、この内訳によく記載されている項目・用語を解説していきます。

ディレクション

ディレクション(英:direction)とは英語で「指導・監督」等の意味があり、
WEBの現場では「制作進行」を意味します。
ディレクションを行う人を、ディレクター(制作進行担当)といいますが、
具体的にはお客様とやり取りをして、制作するサイトの方向性を決めたりする事が多いです。
会議費や交通費をざっくりこの中に含める場合もあると思います。

デザイン

サイトのデザイン制作費になります。
制作会社によってレイアウトの構成からデザインまでの工賃を入れる場合と、
レイアウトまではディレクション扱いにして、デザインのみの工賃を入れる場合があります。
また、トップページは0から1を作る部分であり、サイト全体のトーン&マナーもここで決まってくるため、
最も工数がかかるページということで、細かく内訳を出す場合はトップページとその他ページという形で分けて記載されている場合も多いです。

コーディング

サイトのデザインを作っただけでは単なるイラストと変わらずそのままではホームページとして公開できません。
そこでこの部分はテキスト、この部分は画像、この部分はリンクで・・という風に、HTMLやCSSと呼ばれるプログラム言語を使って定義していく作業が必要なのですが、それを一般的に「コーディング」や「マークアップ」と言います。
コーディングはデザインと同じかそれ以上に工数がかかる部分であり、コーディングをする人(通称コーダー)の腕前によって、同じデザインでも使いやすいサイトになるか、使いにくいサイトになるかが決まります。

CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)導入費

自社でホームページを更新する場合、管理画面付きの更新システムを導入する場合が多いです。
特にお知らせやブログといったコンテンツを更新する場合は、CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)というシステムを使用します。
最もよく使われているのはWordPress(ワードプレス)というCMSですが、その他にもMobableType(ムーバブルタイプ)やBaserCMS(ベイサーシーエムエス)等のCMSを使う制作会社もあります。
複雑な更新機能や、予約システム等を入れるなど、場合によっては最も費用がかかる部分となります。

内訳で使われる単位(式・ページ数・人日・人月)について

ホームページ制作やシステム開発でよく使われる単位が、式・ページ数・人日・人月あたりではないでしょうか。
それぞれどの様な意味があるのかを解説していきたいと思います。

1 式 ◯◯万円のように、よく使われるのが「式」です。
簡単に言うと「まとめて」といった意味になりますが、細かい内訳が存在しない場合や、パッケージサービスの場合によく使われ、「ディレクション費 1式 ◯◯万円」のように記載されます。
「式」を使用している場合は、細かい内訳が記載されていないため、どんぶり勘定になりやすく、金額の妥当性が怪しい場合があるので要注意です。
特に「ホームページ制作 1式 ◯◯万円」とだけ見積に記載されている会社はまともに見積を取っておらず、バッファを持たせて相場より高めの価格設定になっている可能性が高いです。

ページ数

ホームページ制作で最もよく使われる単位が「ページ数・ページ単価」です。
実際にページの多さに応じて工数は変わってくる為、ページ単価で記載されている見積書はある程度の信憑性があると言えます。
ただし、1ページあたりのボリュームが少なすぎる場合はページ単価計算だと損をする可能性があるので注意が必要です。
ページ数で見積りが出てきた際は、1ページあたりのボリュームが適切かどうかを判断しましょう。
目安としては500字以上のテキストが存在している場合や、図や画像がメインのページは存在意義がありますが、1文だけの内容や画像が数枚並んでいるだけのページは他のページと統合してページ数を削減できる可能性があるので確認してみてください。

人日・人月

システム開発で一般的によく使われ、ホームページ制作でも頻繁に登場するのが、人月や人日といった単位です。
これが最も一般の方には馴染みのない言葉かと思いますが、人日や人月の意味とは「その作業をする方が、1人で何日、または何ヶ月かかるか」を表した人件費ベースの単位となります。
例えば、「1人日」は1人で丸1日稼働した場合の人件費、「1人月」は1人で丸1ヶ月稼働した場合の人件費を表しています。
ただし殆どの業務はチームで行う事が多いため、「20人日」と書かれている場合、必ずしも1人で20日稼働するわけではなく、2人で10日の場合もあれば、10人で2日の場合もあります。

ちなみに弊社では人日ベースの換算方法を採っていますが、サイトマップのページ数と連動しているので見積書では人日換算ですが、ページ単価になっています。

ホームページの見積書で必ず確認すべきポイント

見積書の内訳と用語の意味が分かったところで、実際に見積もりを取る時にどういった所を見たらいいのかを解説したいと思います。

ポイント1:全体のページ数は適切か

まず、見積提案を受けた時に確認するべきなのは全体のページ数になります。
ホームページは上述のようにページ数で換算する場合が多いため、
内容の薄いページが大量にあると、それだけで余分なコストがかかってきますし、
逆にコストを削りすぎて、ページの内容が多すぎると、閲覧ユーザーからするとスクロールばかりの見辛いページになってしまい、本当に見せたい情報を見て頂けない可能性もあります。

テキストベースのページであれば500字〜3000字以内、
画像や図がベースのページであれば10枚以上30枚以内程度が適切なページボリュームとなるでしょう。

ポイント2:自社で更新できるかどうか・更新範囲はどこか

サイトの更新機能があるかないかは、予算的にも大きなウェイトを占めるポイントになります。
お知らせや新着情報などの更新機能があれば、気軽に情報発信を行うことが出来ますので、ぜひ付けたい機能になります。
また、立ち上げたばかりの会社や店舗だと今後住所や電話番号などが変更になる可能性が高いので、可能であればそこも更新できるように最初から依頼しておくと良いと思います。
細かい修正や更新作業でも都度制作会社へ依頼すると費用がかかってくるので、どこまで何を更新できるのかを依頼前に明確にしておきましょう。

ポイント3:デザインはオリジナルのものか、テンプレートを使うか

デザイン費用を削減するためにデザインテンプレートを使う場合があります。
テンプレートのメリットは予算をかけずに制作が出来る点ですが、一方で自由なデザインや機能追加などのカスタマイズが難しいといったデメリットがあります。
名刺代わりのホームページであればテンプレートで十分ですが、今後どんどんページを追加していきたい場合や、機能追加をしたい場合などは結局作り直さないといけなくなる可能性が高いので、最初からオリジナルデザインのホームページにしておくのがおすすめです。

ポイント4:運営・更新費は含まれているか

通常運営・更新費(保守費等と呼ぶ場合もあります)は毎月支払う場合が多いですが、契約時に年契約で支払うパターンもあります。
制作費用は格安でも、月々の費用が高い場合や、5年契約などの縛りが発生する場合もあるため、運営・更新費が含まれているかどうか、契約期間に縛りが無いかどうかなどは必ず確認しましょう。
現在は少なくなりましたが、リース契約を使い初期費用ゼロで制作したはいいものの、契約期間中ろくなサポートも無い中で、5年契約で料金を払い続けなければいけず、解約する場合は残りの全額の支払いが発生するため業者変更もできない・・といった悪徳な業者に当たって弊社に泣きついて来られるお客様も存在します。リース契約は特に注意が必要です。

ポイント5:制作体制は整っているか

営業中心の会社や、フリーランスや小規模の制作会社に依頼する場合は、制作体制も確認した方がよいかと思います。
営業中心の会社の場合、社内にデザイナーやエンジニアを抱えておらず全て外注で賄っている場合があり、伝えた仕様が実装されていない、クオリティが低い等の問題が生じやすいのと、制作後の更新や保守に対応出来ないケースが多いためおすすめできません。
またフリーランスや小規模の制作会社では、他の案件と並行して進める場合も多いためきちんと人員がアサインされているかを担当者に確認したほうが良いでしょう。

ホームページ制作の相場【2022年版最新】

最後はホームページ制作の相場についてまとめました。
大きくは都心部と地方部で金額差があるのと、制作会社か、代理店かによっても幅があるので簡潔にまとめました。
一般的には代理店やコンサル会社が入ることで、企画の質が上がったり方向性が見えやすくなる分、金額は高くなる傾向にあります。

提案の質運営・保守制作物の質CMS有りCMS無しECサイト
広告代理店(大手)500万円〜300万円〜1000万円〜
広告代理店(地方部)300万円〜200万円〜500万円〜
Web制作会社(都心部)150万円〜100万円〜300万円〜
Web制作制作(地方部)80万円〜50万円〜150万円〜
フリーランス△〜◯30万円〜20万円〜50万円〜

まとめ

いかがでしょうか。
今回はホームページ制作における見積書の内訳や用語の解説から、確認するべきポイントや相場観など、この記事を見れば全くの素人の方でも、ホームページ制作の見積書が読めるようになるような、まとめ記事になっているのではないかと思います。

この記事を読んで少しでも多くの人が正しい知識で見積書の比較検討ができるようになる一助となれば幸いです。

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