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気がつくともう8月。各地で猛暑日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか?
今回は良いホームページを作るために僕が普段から気をつけている要素について解説したいと思います。
制作側もですが、ご依頼者の方も今回の8つの要素を意識するだけで発注の際の精度や完成物のクオリティが向上すると思いますよ!
ホームページを作る目的を決める
ホームページを作成する際は、「なんとなく」「とりあえず」といった漠然としたイメージは極力減らすべきです。
どんな人に見てもらいたいのか、どのような情報を見せるべきなのか、その結果どのような行動をしてもらいたいのか、というようにホームページを作成する前にしっかり目的を決めておくと、論理的で効果的なサイト設計を行うことができます。
- 商品・サービスを買ってもらいたい
- 会社やお店のイメージを伝えたい
- 資料請求の申し込みを増やしたい
- 求人を募集したい
という風におおまかな目的を持っておくだけで、意味のある良いホームページ制作につながります。
ターゲットユーザーを明確にする
ホームページは一方的に伝えたい内容を伝えるものではなく、ターゲットユーザー(見込み客)に向けて作るものです。
そのため、自分の会社やお店、商品やサービスのターゲットユーザーが、
- どんな情報が必要なのか
- どんなキャンペーン・特典を打ち出せば喜ばれるのか
- どんなデザインなら好感を持ってもらえるのか
といったことを事前に明確にしてから制作に入ることが重要となります。
ターゲットユーザーが明確でないままホームページを作成してしまうと、伝えたかった内容も伝えるべき内容も不足してしまい、誰が見ても中途半端なものになってしまいます。
しっかりターゲットユーザーを想定し、そのユーザーに満足してもらえるホームページを制作しましょう。
ユーザーの知りたい情報を網羅する
企業やお店、サービスのホームページを訪れるユーザーは知りたいと思っている情報があるから閲覧しにやってきます。
- 商品・製品の性能はどうか
- サービスの詳しい内容はどうか
- どんなキャンペーン・特典が受けられるのか
- アフターサービスなどの充実度はどうか
- 値段はどうか
- 信頼できる会社・お店、サービスか
上記以外にも、色々な情報を知りたいと考えています。
それらを先回りしてコンテンツ設計し、網羅して掲載することでユーザーの疑問や不明点、不安感が解消され、安心して購入や申し込みを行うことができます。
掲載情報が不足している場合、ユーザーの疑問や不明点、不安感が解消されないままとなり、より詳しい情報を掲載している他の会社やお店、サービスのホームページと比較されて機会を損失してしまう可能性が高くなります。
構造をわかりやすくする
シンプルでわかりやすい構造のホームページにすることで、ユーザーが必要としている情報がどのページに掲載されているかが想像しやすくなります。
- サービス・事業の内容や特徴はどのページに掲載されているか
- サービス・商品のメリットや導入・購入までの流れはどのページに掲載されているか
- 詳しい金額や料金プランがどのページに掲載されているか
- 会社やお店についての詳細情報はどのページに掲載されているか
知りたい情報がホームページ内のどこで取得できるのかがわからないと、ユーザーはストレスを感じてしまい、すぐにサイトの閲覧から離脱してしまいます。
スマホに対応する
現在ではほとんどの人がスマートフォンでインターネットを閲覧する環境となっています。そのため、ホームページもスマートフォンでの閲覧に対応する必要があるということです。
BtoBビジネスではまだまだパソコンでの閲覧が多い状況ですが、ターゲットユーザーがtoCの場合など、一般の方向けのホームページではスマートフォンで閲覧される可能性が高いと考えられます。
これからホームページを新規に作成する、リニューアルする場合にはパソコンとスマートフォン両方に対応できるレスポンシブサイトにするなど、モバイルフレンドリーと呼ばれる設計にしましょう。
また、このスマホ対応によるスマホフレンドリーなホームページはSEO対策にも非常に重要であるとGoogleが提唱しており、SEOに良い影響を与えます。
今風で見やすいデザインにする
ホームページのファーストインプレッション、第一印象となるのはデザインです。
訪問したユーザーに古いホームページだと思われてしまうと、そのユーザーはマイナスの印象からサイトを閲覧してしまいます。
マイナススタートとなった場合、内容で印象を好転させるのは難しい場合が多く、適当にスクロールして流し見され、そもそも読んでもらえないこともあります。
そのため、今風で見やすくかっこいい・おしゃれだと感じてもらえるデザインであれば内容もしっかり読んでもらいやすいと言えます。
ただし、今風のデザインにとらわれすぎるのも禁物です。流行りを取り入れたデザインは時に廃りやすい場合もあるため、数年でリニューアルが必要になるケースもあります。
今風のデザインは意識しつつ、良いデザインも同時に目指すことで長く愛されるホームページにしましょう。
複数のカラーを無差別に使ったり、たくさんの装飾を施すような素人感のあるデザインではなく、内容が整理され、スッキリと洗礼されたデザインがユーザーにとって見やすく良いデザインとなります。
UIを意識する
UIとはユーザーインターフェースの略称で、簡単にいうと「使いやすさ」という意味になります。
Webだけでなくさまざまな業界で使われる用語で、ホームページの場合では「見やすいか」「使いやすいか」ということになります。
- 見やすいフォントを使用しているか
- フォントのサイズは適正か
- ボタンはクリック(タップ)しやすいか
- リンクボタンだとすぐに認識できるか
- 画像は見やすいサイズで配置されているか
- メニューの位置・内容はわかりやすい構成になっているか
特にスマートフォン対応する場合は意識をしてUIを設計する必要があります。
スマホ閲覧では小さい画面を指で操作する関係上、ボタンが小さかったり、別のボタンと近すぎたりすると間違って意図しない操作をしてしまう可能性があります。
そういった操作ミスに繋がる要素を極力減らすために、ボタンを大きく、別のボタンとは間隔を空けるなどの配慮を行うことで、ユーザーにストレスを与えない見やすく使いやすいホームページにする必要があります。
メンテナンスを簡単にする
事業を行う方にとってホームページは長く付き合っていくことになるビジネスパートナーです。
その長い付き合いの中で部分的な修正や情報更新、リニューアルは頻繁に発生します。
その際、あまり有名ではないシステムを導入していたためにサポートが受けづらかったり、おしゃれにするために複雑な動きやアニメーションを実装したために1箇所修正すると別の箇所の表示崩れが発生したりすると、作業の手間も時間もかかってしまいます。
手間が増えるということは工賃がかかるということなので修正やリニューアルにかかる料金も上がってしまいます。
金額がネックで修正やリニューアルが滞ってしまうケースはかなり多ため、編集作業が容易に行えるように導入するシステムやアニメーションなどの動きには注意しましょう。
まとめ
基本的には目的やターゲットユーザーが事前に明確になっているかどうかで、その後の工程のクオリティが左右される場合がほとんどです。
設計やデザインの段階に進んでから目的が違っていたり、ターゲットとずれていたりすると軌道修正が難しく、最悪、設計の段階まで手戻りになる場合もあるため注意しましょう!
今回の記事が、より良いホームページ制作のための手助けになれば幸いです!