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こんにちは。アダプターのアルバイター、ぱっくんわにです。
5ヶ月前から一緒にお仕事させてもらってまして、今回が初投稿となります。これからどうぞよろしくお願いします!
さて皆さん、資格には興味がありますでしょうか?
資格は就職や転職活動の際に、一定の知識や思考力、技術力、そして、資格を取るために勉強や努力が出来たという事実を担保するものとして、ある程度の役割を果たします。(募集内容に適した業務経験を持っていることの方が重要ではあるので、『ある程度』としました)
また、資格手当のある企業であれば、結構な確率で基本情報技術者資格はその対象になっているため、お給料アップにもつながります!
あと、資格をもらえるとなんかちょっぴり嬉しいですよね!
今回はそのような資格の中でも基本情報技術者資格の取り方について説明していきたいと思います。
筆者について
早速説明に入る前に筆者について紹介しておきたいと思います。対策についてさっさと教えろよ!という方はスルーしてもらって大丈夫です!
筆者は元々歯科医師になるべく歯学部に入学しました。親族も歯医者や医療系の職業の方が多く、医療系はとても馴染みがあったので、医療系の仕事に就くつもりであった事、そして、当時高校生の私はめちゃめちゃ不真面目で、全く勉強しなくても受験に受かりそうというけしからん理由の二点の理由で願書を出しておりました。
しかし、入学後専門課程に入ったあたりで、学部の勉強の傍ら趣味でプログラムの勉強をしているうちに元々興味のあったプログラマやシステムエンジニアといった職を熱望するようになりました。
そして今から二年前に歯学部を飛び出し、就職するために本格的にプログラムをいくつか作ったり、国家資格なら就職に役立つだろう!と思い、基本情報技術者資格を取得し、一年前にとある出来立てホヤホヤの会社で就職しました。そこではSESとして組み込み系のシステム開発などをメインでやっていたのですが、半年間社員が私一人のままで、社長への不信感が募りに募った結果半年前に転職して、現在ここで働いております。
現在筆者は基本情報技術者と応用情報技術者の資格を取得しています。
応用情報技術者は基本情報技術者の一つレベルの高い資格となり、ベテランのシステムエンジニア、プログラマの方などが受験されることが多いようですが、もちろん私はベテランなどではなく、完全に初心者です。初心者でも勉強と試験の対策次第では合格することができます。これから基本情報技術者の資格を取りたいな〜と考えている駆け出しエンジニアの方々には色々参考になるのではないでしょうか?
余談ですが、上記は応用情報技術者試験の結果になります。33513人が受験し、午後試験で90点以上を取った人は34人しかいないとの事。。。(^^♪
勉強と対策次第ではかなり上位に食い込むことができます!
基本情報技術者について
情報処理技術者試験センター(JITEC)によれば、基本情報技術者試験の試験対象者は、「情報技術全般に関する基本的な知識・技術を持つもの」となっています。具体的には、情報処理システム開発プロジェクトにおいて、上位技術者の指導のもと、プログラム設計書を作成し、プログラムの開発から単体テストまでの一連のプロセスを担当します。
基本情報技術者試験の合格者は、一時金や資格手当などの報酬金が支給されたり、就業の際の前提条件にされたりするなど、企業から非常に高い評価を受けている(らしい)です。このような理由からプログラマやシステムエンジニアに従事している方や将来目指している方にとっては入門となる資格ですが、是非ともとっておきたい資格と言えます。
しかし、基本情報技術者試験の合格者は令和に入るまで、20~30%と低く、簡単に合格できる試験ではありません。令和になってからは50%を超える合格率になっていますが、決して簡単になったわけではなく、新型コロナウイルスの影響で、好きな日にコンピュータを用いたテスト(CBT)で受験することができるようになったため、しかも、午前と午後を別日に受験することが可能になったため、万全の状態で試験に臨める人(社会人は特に)が増えたことが原因だと思われます。
基本情報技術者試験の歩き方
その1、申し込みはお早めに!
基本情報技術者試験は一年に2回しか行われません。春期と秋期の2回あり、現在申し込み受付しているのが秋期試験です。申し込み期間は2022年9月1日(木)10時~2022年11月17日(木)23時59分となっているので、面倒臭がって申し込み忘れると半年待つことになります。。。
基本情報技術者試験には午前試験と午後試験があるのですが、もしも受験日を二日取れるのであれば、午前試験と午後試験は別の日に受けたほうが無難ではあります。何故なら午前試験と午後試験は勉強の仕方が大きく違うからです。詳しくは後述します。
その2、午前試験の勉強法とお薦め教材
午前試験は150分で80問解答することになります。基本的には午前試験の問題が余裕を残して間に合う程度でないと、どのみち午後試験で時間が間に合わなくなってしまうのは目に見えているので、過去問で午前試験の点数8割を超えることを目標に頑張りましょう!
おすすめの参考書ですが、『栢木先生の基本情報技術者教室』が一番バランスが良いのではないかと思います。
他の参考書を本屋でパラパラ眺めた所感ですが、『キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者』は一番分かりやすいし読みやすいのですが、その分入ってくる知識量が一番少なく、結局他の参考書を買い足す羽目になりそうです。もしもお金と時間に余裕があって、文系で勉強ナニモワカラナイ、って方はこちらから始めても良いかもしれませんね。
『令和04年 基本情報技術者 合格教本』は情報量は最多で、ここにある内容を全て覚えれば間違いなく合格できるのですが、説明などはほとんどなく、初学者には全く向いておらず、どちらかというと他の本で勉強し終えた後にまだ不安な時の買い足しの一冊、といった立ち位置でしょうか。
午前試験は分野別に、テクノロジ系(50問)、マネジメント系(10問)、ストラテジ系(20問)が出題されます。テクノロジ系は技術の革新と共に毎年徐々に新しい問題が追加されていきます。一方でマネジメント系とストラテジ系はあまり問題が更新されません。なので、マネジメント系とストラテジ系は勉強をし尽くせば、本番の試験でも安定して得点が期待できるということになります。しかも、マネジメント系とストラテジ系は知っているかどうかだけの問題が多いので、試験でスピードを出すためにも確実におさえていきたい分野になります。なんかITの勉強してるはずなのに経営とかマネジメントの勉強一生懸命やってて笑っちゃいますね。
その3、午後試験の歩き方
午後試験は11問中5問選択し、150分で5問を解くことになります。以前は150分で7問だったので、簡単になってるかと思いきやそんなことはなく、問題数が増えているので全然時間は無いです。大問1は情報セキュリティでテーマ確定かつ必須問題、大問6はデータ構造及びアルゴリズムでテーマ確定かつ必須問題で、大問7 ~ 11はプログラム言語の問題を一問選択する必要があります。
ここまでは例年同じなので大丈夫なのですが、大問2 ~ 5 からは二問選択するのですが、年によってはデータベースの問題がなかったり、サービスマネジメントの問題が無かったり、プロジェクトマネジメントの問題がなかったりと、事故が起こる可能性があります。ネットワークとソフトウェア設計の問題は毎回ありそうなので、少なくともこのどちらかは選択できるようになっておかないと解ける問題がなくなる可能性があります。ただ、ソフトウェア設計の問題は、最初に選んだ選択肢を使って次の問題を解くことが多く、最初で間違えていると、全部間違える可能性があることと、他の問題に比べて解くのに時間がかかることが多いことなどを踏まえると、よほど得意でない限りおすすめはしません。
業務経験がない駆け出しエンジニアが問題を解く上で考えたいことは、とにかく『アルゴリズムとプログラム言語の問題に時間をかける!』この一点に尽きます。目標はこの二問に90分かけれるようにすることとして、他の問題を爆速で解いていきます。その為には問題をほとんど読まなくても解ける大問を選択することが良さそうですよね?
それでは筆者のおすすめの選択する大問をお教えします。それは、
情報セキュリティ
ネットワーク
プロジェクトマネジメントかサービスマネジメントか経営戦略
アルゴリズム
JavaかPython
この5題です。ネットワークは図が載っていることが多く、問題文を読まなくても大体のことが把握でき、文章は流し読みすることが可能です。プロジェクトマネジメントやサービスマネジメント、経営戦略は午前試験で培われた知識が活かしやすいことと、図を読んで答えるだけの問題など、比較的安定して点が取りやすい分野です。JavaかPythonをお薦めしたのはこの二つは最近使われているプログラム言語の中でも構文などが一般的で、一つ勉強しておけば、他のを勉強するときにも役に立つと思われるからです。
アルゴリズムの問題についてですが、必ず過去問を何回か解いておきましょう。何故なら、擬似言語を使ってプログラムが書かれており、初見だと、この記号なんだっけ?とページの最初に戻って確認する作業が発生し、非常に時間が掛かるからです。必ず何問かといて、慣れておきましょう。
その4、CBTの注意事項
CBT(Computer Based Test)とは、コンピュータを使ったテストのことです。基本情報技術者試験は現在こちらの受験の仕方が一般になってきていますね。
ここではコンピュータ試験ならではの注意事項を述べておきます。
紙の試験であれば問題文に簡単に線を引いて大事な部分を強調することができたり、プログラム文の横にメモを書いていくことでプログラムの流れを手早く把握していくことができるのですが、CBTの場合はそういったことが出来ません!
メモ用の紙は与えられるのですが、問題文と離れた紙にメモさせられることで時間が掛かったり、メモが大量になってくるとどこに何を書いたか分からなくなってきます。紙も筆者は余白が足りなくなりました。
過去問を解いている時と感覚や時間の経ち方が明らかに違うと思うので、オンライン上で過去問を解くことができる、過去問道場で午後試験をこなして慣れておきましょう。
最後に…
いかがだったでしょうか?業務経験者ではない、駆け出しエンジニアとしての視点から試験の対策について書かせていただきました。
本番では本当に時間が足りなくなると思うので、時間の意識を常に持って過去問に挑むようにしましょう。
ここまで読んでくださった皆様にちょっとだけサービスです。
CBTに変わってからは問題は何が出た、などについては口外することはできないことになっています。ですが、一言だけ皆様にアドバイスすると、午後試験は結構昔まで遡って過去問を解いておくといいことがありますよ、とだけ言っておきます。
では次は応用情報技術者試験の歩き方について、でお会いしましょう!読んでくれてありがとうございます!