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みなさんこんにちは!サウナマンNです。
本日は僕たちWeb制作業界にとって忌まわしい悩ましいInternet Explorer(以下IE)の問題にスポットを当ててお話します。
2021年4月時点での日本でのIEシェア状況
日本でのデスクトップPCのブラウザシェアはこちらから確認できます。
2021年4月のシェア状況を見てみると…
日本でのIEのシェアは6.6%で低いといえば低いですが、Firefoxより多いのは少し以外でした。
一応、比較として世界でのシェアも見てみましょう。
IEはもはや個別のバーとしても表示されませんでした。
Operaの2.37%よりも低いということです。
細かい数字を調べてみると1.7%前後のようです。
参考:3月デスクトップブラウザシェア、日本はFirefoxよりもIE高く
日本のIE離れが世界に比べると遅れているのがわかりますね。
大手WebサイトのIE対応状況
大手WebサイトのIEサポート状況も確認してみましょう。
Apple
日本人が大好きなApple。
なんと既にIE非対応です。これは知りませんでした。
IEで開こうとすると強制的にEdgeが開きます。
また、IEでの検索結果画面には赤い帯のアラートメッセージが表示されます。
赤いメッセージはWebリテラシーが高くない人にも効きそうです。
「よくわからんけどめっちゃ焦る(汗」となる人は結構いると思います。
Amazon
月に5回くらいは買い物してます。Amazon。
こちらは表示上は問題ないようですが…
どうやら動作対象からは外れているようです。決済も含むショッピングサイトでサポート対象外は少し怖いですね。
対応ブラウザーとオペレーティングシステム
LIG
Webサイト制作のLIGですが1年半前になんとデフォルトIE非対応宣言をされています。
参考:今後LIGが制作するWebサイトは、Internet Explorerの対応をやめます。
LIG自身のサイトもそれに習っているようで、ブログのサムネ等が表示されない状態でした。
Facebook・twitter
SNSサービスも現時点でIE非対応です。
開こうとすると自動でEdgeで開きます。
MicrosoftもIEではなくEdgeの利用を呼びかけ
Microsoft自身もIEではなくEdgeの利用を呼びかけています。
今年の8月にはMicrosoft 365(Office 365)でのIE動作サポートを終了するとしていて、世の中のIE離れはますます加速していくと思われます。
それでも日本がシェア率高いのはなぜなんだろう。
様々な要因が色々あると思いますが個人的には日本でのiPhone普及率が影響しているんじゃないかと考えています。
iPhone大国が原因?
日本のスマホ市場におけるiPhoneのシェアは60%もあります。これは他国に比べてかなり高い数値です。半分以上の人がiOSを使っているわけです。
海外ではこれが逆転します。
Androidユーザーのほうが多いんです。
そしてAndroid端末はGoogleアカウントによって管理されていて、デフォルトでGoogleChromeがブラウザとして用意されています。もちろんデスクトップ版のChromeとも連携できます。特にブックマークなんかは連携できていないと面倒ですよね。
しかし日本はiOSの利用者が多いため多くの人がデフォルトのSafariを使っているでしょう。ですが、WindowsにはSafariはありません。恐らくこの関係性によってWindowsでChromeを使うメリットが薄くなってしまい、なんとなく今まで使ってきたIEを使い続けているという人が残っていると僕は考えています。
まとめ
というわけで、2021年5月時点でのIEを取り巻く現状を調べてみました。
個人的にはもう、IEは非推奨どころか禁止してもいいのではって思ってしまいます。
ただ、クライアントがIE使ってたりすると結局そこに合わせるしかなかったり……
難しい問題ですが、早く世界がEdgeに完全移行するといいですね。